業務に便利な機材の第一位は…

業務に便利な機材の第一位は…

自分が使用している機材の中で、導入してよかったなと思うものの第1位は…迷うことなく「デュアルモニタ」です。

モニタを複数枚使用することの利便性はいろいろなところで紹介されているので今更な感じが強いのですが、自身の業務効率向上のツールを考えたときにやはり外すことはできません。

デュアルモニタは資料の参照に効果を発揮

 私が社労士として手がける業務の中でも多いものは助成金関係や社会保険関係なのですが、これらの業務は特に毎年多くの改正事項がありますし、中でも助成金関係は条件や添付書類が複雑なので各種資料を参照しながら進めることが欠かせません。業務にあたってはいちいち書籍のページをめくって調べるよりもまずは厚生労働省等のHPを検索して確認し、細かな詰めの段階で書籍を確認する、ということが多いです。

 そんなとき縦長に置いたサブモニタに参照するHP等を全画面で表示し、メインモニタにテキストエディタやエクセルなどを開いてサブモニタのHP等から必要な箇所をコピペやメモする、という使い方をしています。

 厚労省HPに限らずいろいろなHPを参照しながら業務をまとめていくことが多いのですが、WEBページは縦に長いつくりになっているのでモニタを縦に置くと表示される範囲がちょっと見違えるほど広くなりますし、作業のためテキストエディタ等にフォーカスしたときにHPを表示したウィンドウが後ろに隠れることがないので、ウィンドウの切り替え時にウィンドウの位置を調整するストレスがなくなりました。

 電子申請のときにも被保険者情報などを必要資料やデータベースを参照しながら入力していくのですが、デュアルモニタだと申請書入力画面を大きく表示したままウィンドウを切り替えることなく他の資料を参照できるのでとても便利です(電子申請の入力画面は意外と大きくて、全体をモニタ1枚に表示するとモニタの大部分を占めてしまうくらいなんですよね)。

 このようにブラウザや各種ファイルの必要箇所を参照しながら作業できるのがデュアルモニタの恩恵を最も感じる部分です。

とはいえ少し気になる点も

かなり満足なデュアルモニタなのですが、使用していて少し気になる部分もあります。

一つはマウスポインターを移動させるときに、モニタのつなぎ目で見失ってしまうことです。ポインターを動かせばすぐに目につくのでほんのコンマ数秒のことですが、小さく気になります。

 もう一点は、モニタが別会社の製品なので画面の映りが微妙に異なることでしょうか。モニタの大きさも違いますし当然ではあるのですが、「あえて気になる点をあげるとすれば」くらいのもので、「便利だな」という満足感が先に立ちます。

 電気機器を2台使うことになるので電気代も気になるところですが、私が使用するモニタだとメインの23インチモニタの消費電力が標準で20W、サブの21インチモニタの消費電力が標準で26Wなので、2台合わせて電気料金はおよそ1時間およそ1円、といったところのようです。

 1日に10時間パソコンで業務をするとして、1ヶ月では1円×10時間×30日=300円。サブモニタ分の電気料金は単純計算して300円×1/2=150円!これくらいならデュアルモニタを安心して使えそうです。

 今更な感じが強いのは十分承知ですが…、資料を参照する業務が多いのでしたら、縦置きにできるサブモニタを使ったデュアルモニタを強くおすすめしたいと思います。

 デュアルモニタの利用にあたってはサブモニタを縦置きにするのがポイントで、横長画面だとHPを広く表示する恩恵が十分に受けられません。廉価のモニタだとフレームが固定されてしまっているものが多いのですが、サブモニタに使用する場合にはぜひともモニタを縦置きにできるタイプのものをおすすめします。